室井摩耶子さんという方を皆さんはご存知でしょうか。
私は知らなかったのですが、室井摩耶子さんはピアニストで、なんと93年間ピアノを弾き続け現役で活躍されているピアニストなのです。
今回は、日本最高齢ピアニスト室井摩耶子さんについて経歴や、プロフィール、結婚はされているのか、健康の秘訣などに迫っていきます。
室井摩耶子のプロフィール
長寿の秘訣は毎日お肉…99歳の現役ピアニスト・室井摩耶子が独り暮らしを語る! 演奏の披露も 『徹子の部屋』 https://t.co/QJB5MX7iWs #室井摩耶子 #黒柳徹子 #徹子の部屋 pic.twitter.com/sTN5LXBpdK
— music.jpニュース (@musicjpnews_mti) May 17, 2020
名前:室井摩耶子(みろい やまこ)
生年月日:1921年4月18日(2020年5月現在99歳)
出身地:東京都
学歴:東京音楽学校、ベルリン音楽大学
大正10年生まれの室井摩耶子さんは、現役ピアニストです。
最低でも1日4時間の演奏を毎日欠かさず、おおくの人に音楽の楽しさを伝えるためにトークコンサートを定期的に開催されるなど、積極的に行動をされています。
室井摩耶子さんは、6歳の時にピアノを始めました。
大正から昭和に時代が変わろうとしている頃ということもあり、室井摩耶子さんの父親は
『昭和になったのだから、お琴を習うのも』
とピアノを買ってくれたそうです。
そのピアノは昭和天皇ご即位を記念したモデル、譜面台に鳳凰が彫ってあるという素晴らしいピアノです。
現在そのピアノは、九州の調律師の方が持っているといいます。
室井摩耶子さんの家庭は、とても裕福だったのが伝わっていきます。
室井摩耶子の経歴
ピアノの英才教育を受けてきた室井摩耶子さんは、
1941年、東京音楽学校(現・東京芸術大学音楽学部)を首席で卒業
その後、研究科に進みました。
1943年、研究科を修了
1945年、戦時下の昭和18年に、日本交響楽団(現・NHK交響楽団)のソリストとしてデビュー。
1956年、モーツァルト「生誕200年記念祭」に日本代表としてウィーンに派遣。
同年、第1回ドイツ政府給費留学生に推挙、ベルリン音楽大学に留学
多くのコンサートやツアーを行いました。
1964年、ドイツで出版された『世界150人のピアニスト』で紹介されました。
1980年帰国
その後も、国内で日本を代表するピアニストとして活動。
現在もコンサートを積極的に行っており、現役ピアニストとして活躍されています。
結婚はしているの?
室井摩耶子さんは、現在まで独身を貫いています。
結婚を考えた方や、プロポーズをされたこともあるようなのですが、ご縁がなかったとのこと。
室井さんは、90歳を超えて、自宅の建て替え工事も行いました。
「私、ずっと平屋住まいだったから、階段のある家にあこがれていたんです。人生の最後に、夢をかなえたくて、“危ないですよ”という周囲の声もあったのに我慢できず、2階建てにしちゃった(笑)。周りの人たちには、『90歳を超えても、夢をかなえたっていいじゃない』、って」
年齢を重ねると階段や段差などが危ないからと、避けてしまいがちになりますが、室井摩耶子さんはやりたいことを優先し、憧れていた2階建ての夢を叶えました。
ヘルパーさんが週に5回、1日1時間、身の回りの世話をしてくれるのですが、食事の準備は全て自分で用意するそうです。
体調にかかわらず、毎日、台所に立って料理もします。ピアニストだからといって「手をケガする心配があるので、包丁は使いません」などといっていられません。「上膳据膳(あげぜんすえぜん)」で、ピアノだけ弾いていればいいわけではありませんから。
最大限、自分のできることをして、今日を精いっぱい生きること――。「人間、甘やかされると深くなれない」と私は思っています。深くなっていかなければ、芸術を追い求めることなんてできません。
と話しています。
とても深い言葉に考えさせられ、私も出来ることを精一杯していかなければと改めて思いました。
健康の秘訣はステーキと昼寝
室井摩耶子さんの食事スタイルはとても自由で、元気の源はお肉だといいます。
室井さんが、ドイツへ渡ったときのことがきっかけになっています。
「仲間たちはみんな、夜中の3時、4時まで、フルーツ入りの酒をガブガブ飲んで、バクバクと食べまくっていたんです。それなのに、次の日の朝早くから、みっちり楽器練習を始めているの。私にも、このパワーが必要だなって、近所のお肉屋さんで“スープ用のお肉を100グラム”と注文したら、『肉は500グラムからじゃないと売れないよ』と(笑)」
影響を受けた室井摩耶子さんは、夕食はほぼ毎日80~100グラムの牛ヒレ肉のステーキを食べ、リサイタルの日は、朝からヒレステーキを食べるそうです。
体力と集中力が増そうです。
またヨーロッパにはシエスタという習慣があって、午後1時から4時くらいまで、昼寝をしたり休憩するようです。
その時間は、室井さんも練習はできないので昼寝をしていました。
現在も毎日、午後1時から3時間くらいは昼寝するのを習慣づけているようです。
そうすると頭もスッキリし、ピアノの練習に没頭できるといいます。
日本でも、現在は年齢を重ねてもお肉を食べてたほうがいいといわれています。
また、昼寝をすることがいいと分かり取り入れている企業もあるほどです。
室井さんは、外国にいたときに既に健康法を取り入れていたのですね。
最後に
室井摩耶子さんは、何事も経験だと何歳になってもチャレンジしたり、自分で出来ることをしています。
行動をするのは何歳になっても遅くはないんだなと感じます。
いつまでも健康で元気でいるためには、体を動かしよく食べよく寝ることなのかもしれません。
室井摩耶子さんは、生き方や考え方がとても素敵な方でした。
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