よく社会人になったら「3年は我慢しろ」などよく耳にする言葉です。長く続けられるならそれに越したことはありません。
しかし、現代は職場で精神的に辛い思い、無理をしてまで一つの会社に留まるメリットを感じることはほどんどありません。
自分を責めて、ボロボロになって倒れてしまう前に逃げてもいいのです。
私は精神的に辛くなり辞めました。その時、どんな状況だったのか書いていきます。
1人になれる時間がないことでストレス
私は人が多いところが苦手です。職場も人が少ないところを選んできました。
職場自体は人数は多くなく、ぎりぎりの人数で回しているところでした。
多くの人と関わるのが苦手なので、働きやすいかもと思いました。
しかし、職場は百貨店の中に入っているため働いている人は当たり前ですが、とても多かったのです。
ここが盲点でした。どこに行っても人、人、人。
休憩時間に食堂に行っても、当たり前ですが満席状態。
女性が多いですから、聞きたくなくてもうわさ話や、陰口なども聞こえてきます。
話すことでストレス発散になるし、仲のいい人と楽しい会話で気分転換にもなるで否定するつもりは一切ありません。
私も友達とのおしゃべりはとても楽しいものですし、休憩時間なので楽しく過ごすことはいいことです。
しかし、慣れない仕事でいつも緊張の糸を張り詰めていた当時は、ひとりでホッとできる場所が必要でした。
休憩時間なのに、ざわざわと刺激の強い環境に落ち着いてゆっくりすることができず、居心地の悪さを感じることも。
このままではいけないと、完全に一人になれるところを探した結果、トイレの個室ぐらいしかありませんでした。
しかしトイレに長々とこもっていることは不可能です。自分でも気づかないうちに徐々に辛くなっていきました。
相談できる人がいない
職場に相談できる人がいなかったことが、とても苦痛でした。
上司とバイトの子しかいないなので相談することは出来ない状況。
相談出来なくても、他愛のない会話を気を使わずに話せる人がいませんでした。
「分からないことは聞いて」と言われ、真に受けて聞くと怒られます。
自分で考え、「~にしようと思いますが、どうですか?」と聞くと、その時は何も言われなくても、後から注意を受けることもしばしばありました。
自分で考え動いても、細かく注意を受け、「相談して」と言われ一体どうすればいいのか、分からなくなっていました。
聞かないと「相談して」
相談したら「自分で考えて」
と言われ、次第に何をやっても自分はダメな人間なんだと責めるようになります。
そして、職場に行くことが苦痛になっていくのです。
気分が態度にでる人と一緒にいるのが辛い
上司はとても仕事ができる人でした。
仕事に対して責任を持っていて、他人にも上司自身にも厳しい人です。
尊敬するところもたくさんあり、頑張っていかなければと思わせてもらいました。
責任がある立場なので、私たちのようなアルバイトに時には厳しく怒ることもしなければなりません。怒ることは想像以上に疲れるのも知っています。
上司のそばで作業をしていたので、よく注意されてるところをまじかに見て、聞こえてきます。
初めのころは、自分自身も気をつけていかなければと思っていました。
しかし次第に自分が怒られているような気分になってしまい、とても辛く仕事をするのが苦痛になりました。
作業することが怖くなり、手が震えて思うように作業出来なくなりました。
上司は態度にも出る人で、物に当たる、大きな声で怒鳴る、無視したりピリピリした空気になることは多くありました。
いつも怒っているわけではなく、とても優しく面倒見もいい人でした。
しかし、気に入らないことがあると、陰口を言っています。
きっと陰で悪口を言われているのだろうと思うようになっていました。
合う合わないはある
結局のところ合う合わないはあります。
嫌なところを言ってストレス発散できる人もいるでしょう。
人が大勢いるところが楽しく元気になる人、
反対に大勢集まるところは刺激が強くて、疲れてしまう人もいます。
1人で過ごす時間、何もしてないようにみえる時間で充電してる人もいるのです。
どちらがいいとか悪いとかではなく、その人個人の気質なのです。
世間一般では、外に積極的に出かけたり、元気がある人、ポジティブ思考の人がいいとされてしまいがちです。
私もそうしないといけないと思っていました。
周りに合わせられない自分はおかしいのではないかと思い、周りの人の目を気にして一生懸命他人に合わせていました。
生まれ持った気質は完全に治すことはできません。しかし受け入れて、うまく付き合っていくことはできます。
働きやすい職場はある
会社にとってあなたの変わりはたくさんいますが、身近な人にとってあなたは一人しかいないのです。あなたが倒れても会社は助けてはくれません。
辛くなってボロボロになって倒れても、会社も誰も助けてくれません。
優しい言葉をかけてくれる人もいるかもしれませんが、それでも自分自身でなんとかするしかないのです。
会社には会社のやり方もあるし、上司のやり方もあります。
入ってみないとわからないことも沢山あります。
食事がとれないほど苦しんでいたり、不安で寝られない毎日を過ごしていたり、
会社に行くのが怖いひとは無理をしないでほしいなと思います。
辞めるのは簡単ではないですが、働きやすいところは必ずあります。
前の職場では辛い経験をしましたが、それ以前は悪口を言う人はいませんでした。
優しく一人ひとりがそれぞれの仕事をこなし、時には協力しあえるとても働きやすい職場でした。
困ったことや相談したいことがあれば、ちゃんと聞いてくれて答えてくれる人がいる職場はあります。
私はそこまでたくさんの職場を経験していませんが、
職場全体でのいじゃがらせがあったのは、1回だけです。
色々な人がいるので、全てがあうひと、職場というのは難しいですが、
働きやすい場所は必ずあります。
まとめ
就職して短期間で辞めてしまうことに、厳しい意見を言ってくる人もいます。
しかし、職場に何かしら原因があることも多いです。
無理して頑張って働くのは良いことです。
しかしどんどん辛くなります。思っているよりもストレスは体に悪影響を及ぼします。
健康な状態になるまで数ヶ月かかります。
無理して周りに合わせてすぎてもいいことはありません。
自分を大切にして、他人の目を気にしすぎず自分が働きやすい職場で仕事をするのが一番です。
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