新津春子 掃除方法がスゴイ!羽田のカリスマ清掃員の経歴は?

人物
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羽田の清掃員、新津春子さんをご存知でしょうか。羽田空港を『世界一清潔な空港』に導いた方なのです。

羽田空港は世界一清潔な空港として、国際的な格付けランキングで4年連続1位に輝いているのです。

そんなカリスマ清掃員、新津春子さんについて調べてみました。

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新津春子のプロフィール

名前:新津春子(にいつ はるこ)

生年月日:1970年

出身:中国

職業:羽田空港清掃員

 

新津春子さんは、中国の瀋陽(しんよう)出身。

新津さんは日本人で中国残留孤児の父一郎さん、中国人の母俊子さんの間に生まれました。新津春子さんの中国にいたときの名前は、『郭 春艶(カク シュンエン)』だったそうです。

兄弟は3人いて、2歳上の姉が家事全般をしていました。新津春子さんは、小さい頃はおとなしくて、話すことも苦手だったといいます。

瀋陽は、かつて日本が統治していた旧満州にある町です。

当時は、反日感情がとても強く新津さんはこどもの頃は日本人と言われて、石を投げられるなどのいじめを受けたそうです。

新津さんは小さいころ、辛い体験をされていたのです。大人しかったため、言い返すこともできなかったのでしょう。

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掃除方法

新津さんの掃除方法は、素材を守り、見えない場所がカギなんだそうです。

新津さんは素材を傷つけないで綺麗にします。傷つけてしまうとそこがカビの原因になってしまったり、汚れが奥にはいりこんでしまい綺麗に落とせなくなってしまうからでしょう。

ごみ箱とごみ箱の隙間などお客様から見えない場所もチェックして徹底的に綺麗にします。

相手のことを思い、優しさは素材を傷つけないというところにも活きているのですね。

こうした気持ちがカリスマ清掃員と呼ばれる所以なのでしょう。

見えないところも手を抜かない、掃除も心が大切なんですね。誰にも褒められない、当たり前に思われてしまいますが、それでも心のこもった掃除に、私もこころを打たれました。

これからは、丁寧に心をこめて掃除をしていきます。

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ハウスクリーニング思う心

新津春子さんが監修する、ハウスクリーニング思う心。羽田空港で培った掃除の技術を家庭にも届けたいということから作られたハウスクリーニングのサービス会社です。

新津さんが実際にスタッフとしても活動されているようなので、身近でみることができるかもしれません。

ハウスクリーニング思う心は、お客様の要望や悩みをしっかり聞いてくれて、お客様にあったサービスを提案してくれるのが特徴です。

新津さんのやさしさが活かされていますね。

ハウスクリーニング思う心

所在地〒144-0041

東京都大田区羽田空港3-3-2

営業時間:9:00~17:00

FAX:03‐5757‐8330

定休日:年末年始

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新津春子の経歴

1987年、新津さんが17歳の時に、祖国で暮らしたいという父の願いから家族5人で日本に移住しました。

高校に通いながら生活や学費の為にアルバイトをします。

1995年に、日本空港テクノ株式会社入社。

1997年には、当時最年少で『全国ビルクリーニング技能競技会』でみごと優勝しました。

羽田空港国際ターミナル、第1ターミナル、第2ターミナル清掃の実技指導、環境マイスターとして清掃職人の育成も行っています。

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日本に来ても辛い経験をした

新津春子さんは、都内の高校に編入しましたが、日本語を話すことが出来ず、コミュニケーションが取れなかったため、いじめにあってしまいました。

中国でも、日本でも辛い体験をしてきたのです。

日本は物価も高く、家計も苦しくなってしまい、新津さんもバイトを探しますが、日本語が分からないために不採用。

そんな中ビル内の清掃員のアルバイトをみつけました。

「言葉が通じなくても、見よう見まねで覚えることができるのが清掃の仕事でした。もともと、清掃がやりたかったわけではなく、これしかできる仕事がなかったんですよね。最初は、近くのビルでアルバイトからスタートしました」

と新津さんは話しています。

清掃員の職場でも、いじめを受けたり、清掃員ということで見下されることもあったといいます。

しかし、新津さんは、清掃員の仕事を嫌だと思ったことも恥ずかしいと思ったことも、一度もないと言います。

差別やいじめを受けながらも自分の仕事に誇りをもち頑張り続ける新津さんは、素晴らしい方だと思います。新津さんの壮絶な過去に胸が苦しくなります。

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全国ビルクリーニング技能競技会を最年少で優勝

新津春子さんは、清掃というし仕事にやりがいを見出し、職業訓練施設に通い清掃の技術を学んでいきます。

清掃の仕事なので、年配の方が多かったそうですですが、新津さんは全く気にならなかったそうです。

25歳の時に、日本航空テクノ株式会社に入社。羽田空港の清掃員となりました。

入社1年後には国家資格『ビルクリーニング技能士』を取得するなど、清掃員の中でも1、2を争う存在になっていきました。

1997年『全国ビルクリーニング技能競技会』の全国大会で史上最年少で見事優勝を果たすのです。

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恩師からやさしさを学ぶ

『全国ビルクリーニング技能競技会』には、1回目の出場で1位になることが出来ませんでした。

何故1位になれなかったのか悩んでいると、恩師と呼んでいる元上司の鈴木優さんから「あなたには優しさがたりない」といわれたそうです。

始めは全く分からなかったそうですが、清掃に対する取り組みを振り返り、相手の事を考えて仕事をする、心を込めないといい仕事はできないということを教えてくれたのだと言います。

厳しくも優しく指導してくれる上司がいたことで、新津さんは仕事に対する取組み方を変え、見事『全国ビルクリーニング技能競技会』で優勝することが出来たのです。

心を込めないといい仕事はできないというのは、清掃だけでなく、他の仕事にも通じると思います。人と人なので、相手を思いやる、相手の事を考えることは生きていくうえでもとても大切だと思います。

新津春子さんは、これまでにもたくさんの著書を出版されています。

そして2019年には新刊も出版され、とどまるところを知りません。

 

 

 

新津さんは1998年に結婚。

新津さんは『全国ビルクリーニング技能競技会』で優勝するまでは結婚しないと話していたそうで、優勝した翌年に結婚されています。

そして、「清掃の仕事と子育てを両立できない」との理由からお子さんはいないようです。

新津さんはやるときめたら、実現させとことん追求されていく方なのでしょう。一つの事を極めていくのは並大抵のことではないので、素晴らしい方だと思います。

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まとめ

カリスマ清掃員、新津春子さんについて調べてみました。新津さんの考え方は生活していく中でも大切なことだと感じました。ただやるのではなく相手を思いやるというのは私自身も見習っていかなければと考えさせられます。

忙しさのせいにして、掃除もササッと済ませてしまうこともあります。主婦だとやって当たり前に思われて、誰からも感謝されません。

しかし、そうではなく物に対してのやさしさを持つことが大切なのだと思いました。感謝されないからとかではなく、物と向き合い丁寧にすることで、きっと自分の心も整えられていくのでしょう。

見えないところも丁寧に掃除をしていこうという気持ちになりました。

7月2日に『プロフェッショナル 仕事の流儀』に4年ぶりに出演されます。新津さんの新たな挑戦に密着とのことなのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

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