神奈川県庁の行政文書が蓄積されたハードディスク(HDD)が、ネットオークションを通じて転売され、行政文書が流出していたことが分かりました。
ブロードリンクの社員が一部を持ち出し、オークションサイトに出品したといいます。
転売されたHDD中に保存されたデータの容量は27テラバイトと、情報流出の事案としては世界でもまれな規模に上る可能性があるといいます。
HDDが転売され、行政文書は流出したニュースについて調べてみました。
神奈川県庁の行政文書が流出
神奈川県庁の行政文書が蓄積されたハードディスク(HDD)が、転売されていたことが明らかになりました。
【納税記録のHDD 転売され流出】https://t.co/g4x0Lme1Z0
納税などに関する個人情報や秘密情報を含む神奈川県庁の行政文書が蓄積されたハードディスク(HDD)が、ネットオークションを通じて転売され流出した。消去から廃棄までを請け負った業者の社員が、転売に関与。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) December 5, 2019
納税などに関する大量の個人情報や秘密情報を含む神奈川県庁の行政文書が蓄積されたハードディスク(HDD)が、ネットオークションを通じて転売され、流出していたことが朝日新聞の取材で分かった。県のサーバーから取り外されたHDDのデータ消去が不十分なまま、中古品として出回っていた。県によると、データの消去から廃棄までを請け負った業者の社員が、転売に関与したことを認めているという。
出典元:Yahoo!ニュース
ブロードリンクの社員がHDDを転売!転売したのは?
簡単にまとめると以下のようになります。
神奈川県庁は富士通リースからHDDを借りていた
2019年春、交換時期だったので富士通リースがHDDを交換
富士通リースは県との契約に基づき、データを復元不可能な状態にする作業を
ブロードリンクに受託
ブロードリンクのデーター消去担当者が一部を持ち出し、オークションサイトに出品
引用:朝日新聞
HDDを転売した、ブロードリンクの社員は一体誰なのでしょうか。
朝日新聞の取材に対して
ブロードリンクの男性社員は持ち出しと転売を認めています。
しかしHDDの中に行政の情報が入っていたことについては
「私は知らないです」と話していますが
HDDを持ち出し、転売していたのは
ブロードリンクの社員、高橋雄一容疑者(50)で
窃盗の容疑で逮捕されました。
HDD転売が発覚したきっかけ
IT企業経営の男性が仕事に使おうと、出品されていたHDD9個を落札しました。
使用前に男性が中身を確認したところ、データの存在に気づき
復元ソフトを使うと、神奈川県の公文書とみられる大量のファイルが保存されていた。
男性は朝日新聞に情報提供。
11月27日に県に情報流出の可能性を指摘、HDDに記されていた製品番号から、
県のサーバーに使われていた実物と判明しました。
落札した方が善良な方でよかったです。
朝日新聞の取材に対し富士通リースは
ブロードリンクは流出があったことを認めた上で
とコメントをしています。
ブロードリンクの主要取引先には最高裁判所や防衛省
ブロードリンクの主要取引先として
複数のメガバンクや大手電力会社、
最高裁判所や防衛省
などが挙げられています。
会社名:株式会社ブロードリンク
住所:〒103-0022
東京都中央区日本橋室町4丁目3−18 東京建物室町ビル 8階
電話: 03-3516-8777(代表) FAX 03-3516-8778
ネットの声
社員が持ち出して転売できるとかどんな管理体制やねん
HDDの消去は業者に頼まず、自らPCから取り出し万力や大ハンマーで潰した方が漏洩は防げる
落札した人が良心のある人で良かったけど、この転売してた人は今までもやってたんじゃない
県庁にプレス機でも設置して職員が責任を持って破壊してくれ
まとめ
神奈川県庁の行政文書が蓄積されたハードディスク(HDD)が、ネットオークションを通じて転売され、行政文書が流出していたこについて調べてみました。
HDDを持ち出せるずさんな管理体制、
HDD破壊の問題、などが浮き彫りになりました。
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